標準付属のフェイシャルシステム¶
このセクションではGRIS標準で付属するフェイシャルシステム
basicFacialSystem
モジュールについて説明します。
このモジュールはExtraConstructorです。
参考
ExtraConstructorについてはExtraConstructorをご確認下さい。
注意
このバージョンは現在開発中のため、今後仕様が大幅に変更される可能性があります。使用の際にはその点を十分に留意して下さい。
layerモジュール¶
このモジュールはフェイシャル機能をレイヤー化するための機能を提供します。layerモジュールには以下の重要な機能が含まれます。
レイヤー化についての仕様は
大元の顔ジオメトリのグループ(以後face_grp)をレイヤー毎にコピー
各レイヤー用の顔メッシュのoutMeshとinMeshをそれぞれ接続する
コピーした顔のメッシュに対し、各レイヤーで任意のリグを構築
となります。3番については、接続する順番はlayerManagerにlayerOperatorを設定する順序に準じます。
Phase 1
大元の顔ジオメトリのグループ(face_grp)を、任意のプレフィックを付けた状態でコピーし、各LayerOperatorに渡します。
Phase 2
コピーされた各メッシュのinMesh、outMeshを接続します。(接続する順番はlayerManagerにlayerOperatorを設定する順序に準じます。)
Phase 3
各LayerOperatorではsetupやpostProcessメソッド内でコピーされたノードに編集を加え、リグの構築を行います。
layerOperator¶
このクラスはフェイシャルの機能をレイヤー化する際に、各レイヤー単独の機能を実装するための基底クラスとなります。
各レイヤーはこのクラスを継承し、各種メソッドをオーバーライドして動作を実装してきます。
現在、標準以下のlayerOperatorが用意されています。
BlendShape
JawOpenner
Tweaked
layerManager¶
layerOperatorを管理する機能を提供します。この機能を経由してbasicFacialSystemにlayerOperatorを登録することにより、ビルド時に登録されたフェイシャルのリグが構築されます。
layerManagerにはbasicFacialSystemをインストールした戻り値(以後BFSオブジェクト)のlayerManagerメソッドからアクセスすることができます。
layerManager.addLayersメソッドを用いてlayerOperatorを追加することができます。BFSオブジェクトのdefaultLayerOperatorsメソッドを呼ぶと、標準で推奨されるlayerOperatorを取得できるので、まずはこれを追加してみると良いでしょう。
1 2 3 4 5 6 | from gris3 import constructors
class Constructor(constructors.currentConstructor()):
def init(self):
cst = self.installExtraConstructor('basicFacialSystem')
cst.layerManager().addLayers(*cst.defaultLayerOperators())
|
標準搭載のlayerOperatorを一覧、追加する¶
標準搭載されているlayerOperatorを一覧するにはlayerOperatorsパッケージのlistAllLayerOperatorsを使用します。
1 2 | from gris3.extraConstructor.basicFacialSystem import layerOperators
lo = layerOperators.listAllLayerOperators()
|
listAllLayerOperatorsの戻り値は辞書であり、- レイヤー名をキー- 対応するクラスを値として保持しています。アクセスるには使用したいレイヤー名をキーとして渡します。
1 2 3 4 5 6 7 8 | from gris3 import constructors
from gris3.extraConstructor.basicFacialSystem import layerOperators
class Constructor(constructors.currentConstructor()):
def init(self):
cst = self.installExtraConstructor('basicFacialSystem')
lo = layerOperators.listAllLayerOperators()
cst.layerManager().addLayers(lo['BlendShape']) # BlendShapeレイヤを追加
|
追加されたLayerOperatorを初期化時に調整する¶
本ExtraConstructorがインストールされると、ビルド時に様々な処理が行われます。その中で最初の処理として「大元の顔ジオメトリグループのコピー」が行われます。
(layerモジュールPhase1に該当)
Phase1ではlayerManagerのsetupが呼ばれますが、その中では
大元の顔ジオメトリのグループをコピー
追加されたlayerOperatorのインスタンスを作成
インスタンスにコピーされた顔ジオメトリグループを渡す
コピーされた顔ジオメトリグループに対し、一つ前のレイヤーのコピーされた顔ジオメトリグループを接続する
という処理が行われます。
この中で「2」の処理で初めてLayerOperatorのインスタンスが作成されます。このインスタンス化されたLayerOperator(以下Layerオブジェクト)に対し、初期化処理を行いたい場合があります。(クラスのメンバ変数の変更など)
その場合は、インストール先のコンストラクタ内で
initFacialLayerOperator(self, operator:basicFacialSystem.layer.LayerOperator):
メソッドを追加すると、Layerオブジェクトの初期化処理をカスタマイズすることができます。
下記の例ではtweakedLayerOperatorに対し、StackFaceName変数の内容を変更しています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | from gris3 import constructors
class Constructor(constructors.currentConstructor()):
def init(self):
cst = self.installExtraConstructor('basicFacialSystem')
cst.layerManager().addLayers(*cst.defaultLayerOperators())
def initFacialLayerOperator(self, operator):
if operator.prefix() == 'tweek':
# tweakLayerOperatorのメンバ変数を変更。
operator.StackFaceName = {
'face':'head_geo', 'faceParts':['facialBrowJnt_grp']
}
|
このように、layerOperator開発時ににメンバ変数を設けておくと、後から操作対象やオペレーションのスイッチなどをアセット毎に行えるようになるため非常に汎用性があがるためお勧めです。