ファクトリーモジュール¶
コンストラクタがビルドする際に、 必要となる要素を作成、書き出すための仕組みを提供することを目的とした モジュール群です。
ファクトリーモジュールは都合に応じて追加、拡張することができます。
仕様¶
ファクトリーモジュールを追加するにはFactoryModulesパス内に 任意の仕様で作成したPythonモジュールを作成します。
FactoryModuleパスはデフォルトではfactoryModulesパッケージ直下、 ならびに globalSettings.xml によって定義されるPythonモジュール内になります。
モジュールの仕様¶
ファクトリーモジュールは、Pythonのモジュールでもパッケージでも問題ありませんが、 基本的にはパッケージで作成することをオススメします。 以下基本的なパッケージ構成を示します。
__init__.py¶
このモジュール内には必ず factoryModules.AbstractDepartment クラスを継承した Departmentクラス を作成する必要があります。
また、ファクトリー用のGUIについては factoryModules.AbstractDepartmentGUI を継承したクラスを作成し、DepartmentクラスのGUIメソッドで返します。
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class Department(factoryModules.AbstractDepartment):
def init(self):
self.setDirectoryName('extraJointScripts')
def label(self):
r"""
表示するラベルを返す。
Returns:
str:
"""
return 'Custom Factory'
def priority(self):
r"""
表示順序のプライオリティを返す
Returns:
int:
"""
return 10
def GUI(self):
r"""
GUIを返す。
Returns:
CustomFactoryGUI:
"""
return CustomFactoryGUI
|
作成に使用するクラス¶
ファクトリーモジュールを作成するにあたって、以下のクラスを使用します。
factoryModules.AbstractDepartment¶
このクラスはFactoryのセクションを定義する機能を提供する基底クラスです。
新たなファクトリーモジュールを作成する場合はこのクラスを継承したクラスを 作成する必要があります。
よく使用するメソッド一覧¶
init |
__init__内で呼ばれる初期化用のオーバーライド用メソッド。 用途の指定は特にないので、初期化用として自由に使用可能。 |
label -> str |
Factoryの一覧に表示されるときのラベルを返す上書き用メソッド。 |
setAliasName(name : str) |
Factoryの一覧に表示されるときのエイリアス名を設定する。 こちらでエイリアス名が設定されている場合、 labelの戻り値ではなくこちらがFactoryの一覧に表示される。 |
priority -> int |
Factoryのリストに表示する際の優先度を返す上書き用メソッド。 数字が高い方がリストの上に表示される。 -1の場合はリストの下方へ回される。 |
directoryName -> str |
操作対象ディレクトリ名を返す。 |
rootPath -> str |
Factoryが現在管理するプロジェクトのルートパスを返す。 directoryNameと合わせて操作対象となるディレクトリパスを取得できる。 |
factoryModules.AbstractDepartmentGUI¶
このクラスはFactory内に表示するGUIのベースを提供します。
AbstractDepartmentクラスのGUIメソッドでは、このクラスを継承した クラスを返す必要があります。